はじめてリヨンの大学生や大学院に通う予定で、日本にいながら9月のシーズンに入居できる家を探し掲示板の情報を読み漁っているなら、ぜひ役に立てて欲しいことをお話しします。
こんにちは、JINです。
海外へ初めて引っ越しや留学をするって、ドキドキ期待しますよね。
でも、慣れない現地の生活や知り合いのいない不安、フランスの仕事に対するスピード感は時にイライラする。
- 海外留学ってはじめてで不安。
- コロカションの方が早く慣れるかな?
- 1人部屋じゃないと落ち着かないし…
- できれば親切な大家さんがいいな。
なんて頭の中でぼんやり思いながら、掲示板を読み漁って私も不安と戦っていました。
だから、リヨン在住4年目のJINが実際に家を見つけて引っ越しをした体験談を元に、リヨンではじめて住む家を探すために必要なポイントを簡単にまとめてお話します。
はじめてのリヨンの物件探しのイロハ
私もリヨンへ引っ越してきた時、本当に家探しは難しいなという印象を受けました。
JIN
いまでは、専門の知り合いを通じて流れるちょっとした情報を集める癖を常に続けることで、新しい物件、親日家の大家の情報が目まぐるしく入ってきます。
マダム
そんな状況を聞きつけて、私のところへ駆け込み寺のように相談のメールを送ってくる学生さんや社会人の方があとを絶えません。
彼らは口々に、
「やはり中心部は物件の競争率がかなり高いのでしょうか?」
「JINさんはどのように物件を探していましたか?」
「リヨン8区のコロカシオンの記事を見てご連絡しました。」
「9月からリヨン第二大学の修士課程に進学する予定の23歳日本人女性です。リヨンに2年間滞在します。」
「まだ部屋は空いてますか?」
という悲痛な声をあげ、共通している状況としてはこんな感じ。
こういった声に応えるために、リヨンに引っ越してきて4年目の2019年、今まで知り合った大家さんやアパート探しの情報について共有します。
どこで探せばいいの?
リヨンで住む家を費用を抑えつつ探すって、難しいです。私もブログを読み漁り、メールを沢山書きました。大学の近くの地区や、観光地の近い場所などは軒並み歩いて回りました。
中国人、チュニジア人、フランス人など、リヨンの現住の友達にも聞いた。
そこである程度調査して気がついた、もっとも効率のよい方法は次の通りです。まずは、これを参考にしてください。
リヨンで物件を探す効率のよい方法
- リヨン専門の物件探しエージェンスに聞く。
- 現地のフランス語の掲示板で貸し募集を探す。
- 電話で直接アパートの大家さんに連絡をとる。
- 日本系の紹介業者に物件を押さえてもらう。
- フランス人で物件に詳しい友達に教えてもらう。
という方法です。
でも、これだけでも日本にいる状況で探すのは不安もあるし、まして初めて留学するって初心者の女性には恐怖でしかないと思います。
私も知り合いの中に、日本から20歳の若さでワーホリビザで飛び込んできて、つたないフランス語でやりとりした結果に悲惨な状況になった学生の方がいました。
なんでも、家賃の他に保証料や内観料で家賃の3倍近く請求がくる事に気がつかず、サインをしてしまったというのです。
探しかたを知らなかったから、フェイスブック、情報サイト、代理店などをハシゴして、信頼できる情報に出会えるまでとことん調べた。学生でもないから、法律で決まった手続きの壁があるし、詐欺のメールだって貰った。
— Leonardo Jin SUMITA 🇯🇵🇺🇸🇫🇷 仁 / 舞踊家 (@jin_leo) June 5, 2019
だれに聞けばいいの?
リヨンへ引っ越すために物件の情報を聞くためには、やっぱり物件を持っている大家さんと直接連絡が取れるのが一番楽で確実です。
これをPAP(Particulier à Particulier = 家主から家主へ)といいます。
参考 PAPParticulier à Particulierでも、これも一筋縄ではいきません。私自身、サイトを通じて連絡を取りましたが、3ヶ月待っても希望の返信がないまま終わり。
ほかにも、クローズド・コミュニティの物件情報専門の掲示板に問い合わせのメールと電話を何十件も入れましたが、大した収穫はありませんでした。
いつ探せばいいの?
引っ越しに一番適した季節は6月頃です。なぜなら、学校での講義が終わり始めて学生さん達が大移動を始める時期だから。
ですが、逆にその分の競争率はグッと右肩上がりになります。
学生向け物件の紹介業者のアナウンスも、手数料や家賃の高い物件をメインにして掲載し、安い物件は電話で問い合わせた時には、なくなってる。
ちょっと詐欺じみてるくらい、どこに電話しても埋まっていました。
なにが必要なの?
日本人が学生の身分で物件を借りる時に必要になる一番の条件は、保証人となる家族や担保が確保できるか?具体的な数値を使って、書類を提出できるか?ということになります。
社会人でフリーランサーをしていたり働いているという場合(私もこのケースでした。)には、
- 過去3ヶ月分の給与明細
- 銀行の残高の証明書
- 次につく仕事の給料の証明書
- 家賃の支払い証明書
- パスポートや滞在許可証
など、収入に関しては最低でも家賃の3倍が確保できないと、審査すら断られるケースがあります。
これを解消するための委任サービスもここ数年で現れはじめ、徐々にそのニーズが高まっている理由がよくわかります。
これには、3社ほど専門のサービスがあるので参考にしてみてください。
どのサービスも審査に必要な書類は似たものが多いので、試す価値はあると思います。
参考 Cautioneo入居の費用を抑えたい人向け。 参考 Garantme保証人なしで家を借りたいならこれ。 参考 Youse今すぐ保証人を見つけて入居する。「数うちゃ当たる」ではない。紹介者が必要。
ここまでお話ししてきた、物件の情報、家賃の相談、手続きの面倒を振り返れば分かる通り、日本にいながら全ての手続きをするのは、正直不可能に近いです。
つまり、大家の情報を知っていて、コネクションがあり、すぐにでもメールで連絡が取れて物件の情報を掴める「紹介者」と巡り合う必要があります。
そのために、今リヨンではこんな有料サービスもあります。ある程度は無料でも使えますが、集まる情報に限界があります。
参考 リヨンの家探しをお手伝いするロカ・サービスLOCServiceこの他にも、日本系の企業の内覧紹介サービスもちらほら有りますが、その手数料の高さが異常に高い。
実際に現地にツテもなく泣く泣くこのサービスを利用した方のお話しでは、
「ホントそうなんです…びっくりするくらい手数料が高いのですが、それでもホテル1ヶ月分よりはマシかなといった感じです」
というボヤキを口にされて、嘆いていました。
家賃が高騰して借りられない!?
2000年頃から2019年までの約20年の間に、リヨンはフランスで第2の首都と呼ばれる地位をさらに強固にしています。
その間、リヨンに引っ越してきた多くの外国人に後押しされるかたちで、リヨンの中心区のアパート事情は、非常に厳しくなりました。
JIN
つまり、
- 家が空いても2日程ですぐ埋まっていく。
- フリーランスは受け入れが非常に難しい。
- 最低でも家賃の3倍の収入が必須の条件。
- 放っておくと家賃は更に上がっていく。
ってことなんです。
JIN
家主
賃貸業界のニュース!1件あればすごい方。
実際に私が探したなかで、リヨン掲示板などの無料SNSに掲載されている情報は基本的に間違いはありません。ただし、競争相手が非常に多いリスクがあります。ネット上に載った瞬間に、埋まる。
しかも、無料の情報だけに詐欺にあう可能性の十分あります。
実際に私が体験したのは、リヨン郊外の綺麗なアパートの家主が出している風を装った詐欺広告でした。
メールでのやり取りで、気が付かなければ危ないところだった…
だから、少数でもちゃんと連絡のつくアパートの家主の連絡網を摑まえるって、本当に貴重なんです。
私が紹介者になった場合
実際に、私を「紹介者」として物件への入居を決めたYさんから、お礼のメッセージを頂いたのがこちらです。
ケーススタディ:日本からリヨン第二大学へ留学します。
「リヨン大学へ秋からの入学が決まり、パリでの生活を終えて日本に一時帰国した際に、JINさんのサイトを拝見しご連絡をしたところ、すぐにお返事をいただきました。
その後メールにて詳細を受け取ることができたので、手間も掛からず安心して探せました。
また困ったことがあれば、連絡したいと思います。ありがとうございました。」
まさか、私が経験してきたことが人の役に立てるなんて。そんな気持ちでとても嬉しかったのを覚えています。
大家さんとのコミュニケーション、家賃の相談、家具の有無、部屋の状態の確認や希望を伝えるには、安心できる紹介者とタッグを組むのが一番よい。これが私の結論です。
もしこの記事を読んでいま、
「まだ空いている物件が知りたい。」
「入居したい!すぐにでも物件を押さえたい!」
と思っているなら、
- 氏名、滞在身分、滞在理由、期間、予算、場所、パスポート写真、保証人
をメールに添付して、JINへお知らせください。必ずお返事しています。
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おわりに
今回は、はじめてリヨンでアパートを探す学生や社会人の初心者の方が、安心して費用を抑えつつ、物件を見つけるための虎の巻をお話しました。
この情報をもとに、1日でも早く済む家を見つけて充実した滞在を過ごせることを、祈っています。
JIN