日本の運転免許で、フランスで車を運転したい!でも、国際免許証への切り替えの方法とは?友達とちょっと旅行に行ったり、引越しの手伝いや買い物にも何かと便利なレンタカー。リヨンでの移動距離が増えたので切り替えを申請しました。
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フランスで車を運転するために
フランスで車を運転するには、日本の免許証をフランスで有効にする必要があります。
日本の管轄の警察でもらえるフランスで車の運転が許可される「国際免許証」は、有効期限がわずか1年。これでは、すぐまた日本で更新が必要なので、不便です。
そして、フランスで新しく車の免許を取得するには、非常に長い講義、高い授業料もかかります。
逆に、フランスで国際運転免許証に切り替えすれば、5年以上は更新の手続きをしなくて済んで、申請の手数料も無料。 往復12万円する旅費を、0円にできるし手続きにかかる時間も確実に節約できるなら、助かりますよね?
そこで今回は、私が実際に日本の車の運転免許をフランスの国際運転免許証に切り替えの手続きを申請した時の話を交えながら、具体的にお話します。
1.手続きのしかたは?
私が申請したのは、リヨンにあるローヌ圏の管轄の県庁『Préfecture du Rhône』です。
0.切り替え申請の前に
フランスで車の運転をするには、フランスで有効な免許証が必要です。でも、実は切り替えにベストなタイミングが過ぎると、思ってもいない痛い出費をするハメになります。
なので、申請のルールをさらっと説明してから具体的な体験談に入っていこうと思います。気をつけないと、申請が上手くいっても、ルールを破ったせいで受け取りまでに2年掛かった。なんて話も…
切り替えが申請できる期間
まず、フランスに入国した時に空港でパスポートに押される、入国スタンプの日付から3ヶ月以内に、フランスの免許証を管轄している移民局という機関から証紙を受け取ります。
その証紙の発行日から数えて、365日以内であれば書類を渡す手続きだけで、日本の運転免許証から、フランスの免許に切り替えができます。
もし期間を過ぎてしまった場合は、フランスで新規に運転免許を取得するか、ビザを取り直して再び証書の発行日を0にするなど、ややこしくなります。
ちなみに、フランスで車の運転免許を取得するには、
- フランス語での授業の受講
- 高い授業料と難しいテスト
をクリアしてスタートすることになりますが、私の友達はウィンカーを忘れて技術試験で落ちました。
切り替えから受け取りまでの期間
私は、11月に日本の免許証の有効期限が切れるタイミングで切り替えを申請して、郵送での受け取りまで6ヶ月ほど掛かりました。
フリーランサーの知り合いは、引っ越しが重なったため住所が特定できずに、2年以上も受け取りまで掛かってしまったそうです。
書類は揃えて、順番を整頓して、見やすく書く。これが鉄則です。
1.切り替えに必要な書類
リヨンのローヌ川沿いにあるローヌ県庁で、日本の免許証を、フランスで運転するための切り替え申請手続きには以下の書類が必要でした。
フランスで国際免許証の切り替えをするには、
- 運転許可証明書を取得する。
- 日本の運転免許証の法定翻訳を依頼する。
ことからスタートすれば、取得がスムーズに進みます。
- 申請書
- 免許の原本とコピー (カラーで出しました。)
- 免許の仏語翻訳(法定翻訳家によるもの。)→リヨンにある領事館(Bureau Consulaire du Japon)でも取り扱いがあります。所要日数は3日間ほどで、費用は17€を現金で支払いました。郵送で申請でき、受け取りは窓口で。
- 身分証明書とコピー (白黒で出しました。)
- 居住証明書(電気、水、電話などの支払い明細書。誰かに泊めてもらっている場合は、+家主の手紙とCarte d’identitéの原本とコピー)
- 滞在許可証
- 持っている免許を発行した国の国籍のみを持っている場合以外は、その国の滞在証明書。 →私は日本国籍のみ持っているので無くてOKでした。
- 免許を発行した機関が3ヶ月以内に発行した運転許可証明書。 →免許証が有効かを証明する書類です。くわしくはこちらのリンクから。ちなみにリヨンの領事館では、郵送で無料で申請できました。受け取りは窓口です。
- 証明写真4枚(フランス規格のものが、monoprixや駅の改札の近くで撮れます。5€〜)
2.免許の切り替えの手順
リヨン県庁のサイトに掲載されている国際免許証の情報ページをまとめると、
次のページでは、切り替えのスケジュールについてお話します。