2017年も9月になり、Dai Jianとのクリエーションや12月のAKIKOのリハ日程が決まりました。なので、近況報告をしたいと思います。 フランスへ移住して1年半が過ぎ、長期滞在許可を取得して徐々に新しい生活のリズムができてます。自分のクリエーションをしたり、リサーチをしたり、チャレンジが始まってます。 今回は、4月にフランスの滞在許可証を取得してから、春から夏の3ヶ月の間に僕が考えていたことを2つのテーマに絞ってお話しします。所要時間は5分ほどです。
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アーティストとして生きる
僕が最近意識してるのは、 「自分がやりたいこと」 を前面に押し出して発言をして、行動するってこと。 まずは、この写真↓↓↓をみてください。
この写真は、いつもの習慣のリサーチを、リヨンの家から歩いて10分ほどの場所で1人でやっていた時に偶然通りかかったフォトグラファーが撮影してくれたものです。 ここまで鮮明に、仕上げてくれて感動しています…感謝。 専門の機材を使ってプロのカメラマンが自分のためだけに、何日間も時間をかけて選別、編集、加工などを全て行ってくれるって贅沢ですよね。 おそらく個人的に人を雇ったり、機材を揃えたりしたら、5-10万円も用意しないと無理です。 それを僕が行動して、それを客観的な目で評価してくれた「対価」として出してくれる。 僕からすると、この写真は何万円もの価値がある素晴らしい写真作品です。 こういう自由なコラボレーションから改めて自分の姿をインスパイアされる。本当に心の底から嬉しいできごとでした。 「タイミングってあるんだなぁ…」 と、1人で家に帰る道中に呟いてました。ほんとに、タイミングってある。
自然なタイミングで出会いつづける
プロのダンサーとして、僕がプライドを持って向き合っているテーマの一つがこれです。 自然に、いいタイミングで出会う。 最初にも書きましたが、タイミングって大切です。 僕が目指しているのは、
- 朝、目覚ましに起こされずにスッキリしたタイミングで無意識に目がさめる。
- 仕事の打ち合わせに行く途中で、偶然探していた本を見つけて買う。
- その本から、リハーサルで煮詰まった部分を解決するヒントを貰う。
みたいな感じの、 何もしなくてもふわっと合うタイミングなんです。 逆に、
- 朝の通勤ラッシュの7時ごろに電車に乗りたくないから、5分後の電車の3両目を狙って乗り込む。
- お昼に徒歩1分の売店のレジがなるべく空いている時を狙って、買い物へ行く。
- 仕事の仲間が用意した資料を、夕方の空き時間にメールでチェックする。
っていうのも、自分が仕事やプライベートの時間をうまく有効活用するための、小さな知恵です。 でもこれって、頑張って合わせたタイミングなんですよね。 自分のやりたいことがあって、誰かのタイミングを見計らって予定を滑り込ませるって感じ。 あなたはこの2つのタイミングのうち、どちらが好きですか?
- 無意識に合ってしまう
- 頑張って合わせる
多分、前者の方が楽って考える人のほうが多いと思います。だって、楽だから。 僕はこの3ヶ月間、常に1番目の楽に合うタイミングを意識して生活してきました。すると、あることに気がついたんです。 それは、 やりたくないこと、やらないことを決めて捨てると、無意識にタイミングって良くなるってことです。 この記事を読んで貰うとスグにわかりますが、 https://blog.jinleonardosumita.com/2017/07/27/kokoro-jobs/ シンプルに生きる1番の方法は、やりたくないことを捨てることから始まる。 ほんとに、これに尽きます。これ最強。 サラリーマンとして日本で働く20代の若者のうち、家の本棚の上の方にひっそりと「ちょっと仕事やめてくる」系の本が隠れてる人は、99%これが苦手です。 頑張って、頑張って、頑張って、まだ、頑張り続けますか? この記事を読んでいるあなたが、仕事やプライベートのタイミングの悪さに頭を悩ませてるなら、今すぐ「やらないことを決める」ってことを実践して欲しいです。
さいごに
フランスは、自由・平等・博愛の国です。なので、自分らしく、やりたいことをやる。そういう気持ちを素直に体現できる貴重な国だと思います。 人口6600万人の中に、多種多様な国の人がおたがいの考えをぶつけ合い、話し合いながら生きている。その中で自分は、これからどう生きてくのか?じっくり考えた3ヶ月でした。 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。