フランスで最も寒い街の雪山にいって遊んだ話

2週間のクリエーションのうち、休みの日は1日。昼まではベットでゆっくりブリーチのブレイブソウルズで遊んで、お昼にホットドックを食べた。

同僚とは先日、車でも借りてドライブしよう!なんて話していたけれど、誰一人乗り気じゃないのでドライブはスルー。

午後から徒歩で行ける範囲を散策する事にした。家から15分ほど歩いた所に、ほど良い高さの丘が見えていたので、目視で向かう。

思えば、自然の中をゆっくり歩いて深呼吸するのは久しぶりだ。特に目的もなく、ただ歩く。そんな時間は久しぶりだ。

自然が目に入りやすい田舎町で育ったのに、すっかり都会の人になってしまったことに気がつく。目的がなければ外に出ないのだ。特に今は、コロナだなんだと騒がしいから余計に。

散策路を30分ほど歩いて、雪で覆われた丘の上に一人で立つ。そして、石の椅子の上に寝転がる。空が目に入る。なせだか、この何もない瞬間にクリエイティビティを感じた。

いつからだろう?クリエイティブな感覚よりも、ミッションを先にみるようになったのは。やりたいことの為に、やらなければいけない事が増えて、いつしか、忘れていた。

気負わず、楽しませることの楽しさ。言葉にすると妙かもしれないが、身体で考えて、拘りを伝えること。それが自分のやりたいことだった。それは今でも変わらない。

彼が、彼女が、ではなく。何という名前の人が、何という名前の人に?という感覚を、身体で考える。それが楽しい。