さわるだけで余計な筋肉を落として楽に踊る

MEMO
指先の綺麗な表現者は、舞台の上でも一際オーディエンスの目を釘付けにする存在です。誰にでもできるオーディション対策で、普段のリハーサルでも万事心がけるようにJINは精進しています。

こんにちは、JINです。

最近は流行のコロナウイルスのせいで、家から自由に出られない日があってストレスに感じています。

JIN

はやく事態が落ち着くといいなぁ…

「レッスンを受けないとオーディションが不安です」

 そんな心の声が聞こえそうだから、今回は「さわるだけ」についてお話します。

さわるだけでいいって?

 レッスンでは思い通りに身体が動くのに、本番だと緊張していつも通りにできないって悩んだことは、誰にでもあると思います。

プロの舞踊家でも、普段通りに緊張せず実力を出し切るって、難しい。

JINは人一倍に緊張しやすい性格なので、プロになってからも常に気をつけてこのトレーニングを続けています。

「さわるだけ」を理解し実践すれば、緊張しやすい性格で真面目なダンサーでも、そんな悩みを少しずつ改善できます。

JIN

なんだか落ち着くなぁ…

1人で踊るソロも、2人や3人で踊るユニゾンやコンタクトも身体が常に楽に”聴ける”ような起きた状態になります。

音にズレたり、一緒に踊っているパートナーとの呼吸がスッとあって踊りやすくなったり。

嘘みたいに身体が軽くなるのを感じます。

逆に、これを知らずに実践することができなければ、

何度もダメ出しをノートに書いても改善できない癖が身体に染み付いて、余計な筋肉で動きをカバーする負の連鎖に陥るかもしれません。

つまり、知ってるだけでもプロに近づける分かれ道ってことなんです。

筋肉に頼らず踊る

これは、「筋力に頼らない」ということです。

簡単にいうと、力で身体を押さえつけるのではなく、必要最低限の力加減のバランスを知るということ。これを【スキンタッチ】といいます。

どうすればいいかというと、

実際に、壁に向かって片手をついて立ってみてください。その状態で、壁を手で押して壁から胴体までの距離を遠ざけようと力をいれます。

この時、指と手のひらに意識を向けて、どれくらいの感触の違いがあるかを感じます。

指、手のひら、肘から肩と力が伝わって、胴体がほんのわずかに壁から離れるのを感じたら、ゆっくりと力を抜いて最初から同じように繰り返します。 

最初はわかりにくいので、何度も繰り返して感覚を掴んでください。

  1. 壁に向かってまっすぐ、足は骨盤幅くらいで立つ。
  2. 片手を壁に向かって伸ばし、手を軽くつく。
  3. その手を軽く押して、力が腕を通して伝わるのを感じる。
  4. 力が伝わったのを感じたら、ゆっくりと力を抜く。
  5. 1から4を3回くり返す。

実際にJINもこのトレーニングを始めた時は、感覚が掴みづらかったですが、コツを掴んでみれば簡単なので、まず一回やってみましょう。

ポイントは、

  • 手は軽くつくだけ、指先だけでもいい。
  • 押す時は体重が軽く乗る程度でOK
  • 手から伝わる過程をしっかり観察する

というふうにして、実践してきます。 

慣れてきたらこれをパートナーを組んで2人で応用することもできますし、床に手をついて行えば背骨の軸を床に対して並行にしたパターンにもできるので、フロアームーブの基礎にもなるトレーニングです。

最後に

今回は、「さわるだけ」についてお話しました。もしも今、

  • 緊張して上手く踊れないことがある
  • 筋肉がつきやすくて困っている
  • 余計な筋肉は付けたくないなぁ…

というふうに悩んでいるなら、必ず1度チャレンジしてみて欲しいと思います。

ワークをだします。

あなたが踊る前に、「さわるだけ」をやってみてください。

そして、その状態で踊るイメージをします。ぼんやりでも、最初はかまいません。それでもイメトレに微細なクオリティが宿ります。

JINも最初はあやふやな状態でしたが、普段のトレーニングに5分とりいれるだけで、「さわるだけ」を理解し楽に踊れるようになりました。

誰でも最初は初心者なので、できない人はいません。

編集後記

このブログを読んでいるあなたには、今日お話ししたことを理解し、実践して無駄な筋肉の力みのない踊りかたを実感して欲しいと思います。

もし、わかりづらくて実践できない、という時には問い合わせください、相談にのります。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。