【2020年01月の近況報告】

 2020年に突入して早くも30日が経ちました。すでに始まっているクリエーションの他に、新しく制作を始めたい作品があって、アイデアを振付家と出し合ったり、資料を共有して意見を交換したり。今年も忙しい年になりそう。

 日本から新しく飛び出してきた衣装デザイナーの方ともパリのカフェであって話を聞いたり、展望をお互いに明かしてワクワクしたり。2021年度になるかもしれないアクティビティや制作の希望を共有したりできました。

JIN

もっとたくさんのアーティストの仲間と意見を交換したいなぁ…

JIN

音楽や彫刻、衣装、空間を手掛けるアーティストとも出会いたい…

 では、今回は2020年1月の経過について共有します。

1月の活動と進捗は?

この1ヶ月の間はどんな進捗があったか?

 実際に行動したなかで、まず年始めにイスラエルにいってカンパニーのオーディションを受けて刺激をもらいました。自分が本当に仕事をしたいと思えるダンサーや振付家と新しく出会える機会は常に大切にしたいから、時間と手間を掛けてアプローチし続けます。

JIN

この人センスいいなぁ…話を聞いてみよう!

 オーディションの合間に、少しテルアビブの街並みを見ながら歩いてみると、ちょっとした場所に濃いイベントが開催していそうなギャラリーやバーもちらほら見かけました。

 イスラエルからフランスへ帰国して、リヨンを通過してパリに宿泊。日本の震災を描いたフランス人制作の映画の撮影にもちょこっと参加させて頂き、バタバタとリヨンに帰って数日の休暇を挟んで、27日から31日まではクリエーションに追われて1月が終わりました。

なにが良かったのか?

 この1ヶ月の中で最も良かったのは、自分が信じている振付家との仕事を客観的にみる機会を得られたこと。オーディションや世界で勝負を続けるダンサーの仲間と切磋琢磨しながら、一つのポストを狙って競い合う場であらためて自身のスタイルを強くしていくチャンスは、自分から進んでいくしか得られない。

同じパフォーマンスで踊るダンサーの仲間たちと、夕食を食べながら話し合う。

 遠距離の移動やホステルでの宿泊で疲れるのは勿論、現地の治安や交通の有無なども常にストレスになるし、時には辛くて投げ出したくもなる。だけど、私は対面で話すのが好きなのでエネルギーをもらって充電します。

 1人で考えていても出ない答えや道が、ひょんな言葉で救われたりする。それがフランス語でも、英語でも、もちろんスペイン語でだって、本当にありがたいです。仲間に守られながら、同時に自分も守れるよう努力しようと関心したり。

 自分がきっかけとなって、出会わなかった人や出来事が繋がって、化学反応を起こす瞬間は、やっぱり立ち会えると感動するしエネルギーをもらえる。

 受け取るだけのTakerから、与えるGiverになる。そのために、目の前のプロジェクトに全力を注ぐ。そして、その失敗の繰り返しで何度も軌道修正をしながら1%でも成長したい。そんな風に思います。

 自分自身の決めたルールの中で、興味があって同志として仕事がしたいプロジェクトには最初は赤字覚悟で飛び込んで自分の価値を提供する。っていうのがあって、今回の映画の仕事は本当に給料の倍くらいの赤字でした。でも、有益な経験と時間だったし、楽しかった。

 フランスに住み始めて4年が経ち、自分自身もこれから助成金やメセナなど、あらゆる方面にフランスからアプローチしていく立場になっていく。だから、些細なきっかけでも心の底からリスペクトできる仕事人やアーティストの仲間と話し合っていきたい。

2月の滞在・計画の予定。

 2月は、あと2ヶ月ほどで終わるプロジェクトの総仕上げとなるレジデンスが3月まで2週間ほどあるので、それまでに衣装や音楽を担当するフランス人アーティストとの意見交換に間に合うよう、とにかく早くクリエーションを進めたい。

 ダンサーとして、人脈や時間の許す限りをつぎ込み、フランスでは珍しいアプローチの作品に参加しているので、疲れも時にピークを超えて動けなくなる。それでも、と踏ん張る同僚や振付家を前にすると、頑張れる。

 スペイン人との別作品のリサーチを数日終えた後、3日間スタジオに籠もって作品後半のコンポジションを音楽と一緒に考えていく。もっと早く、もっと強く、もっと美しく魅せたい。

 中旬にはリハーサル後にフェルデンクライスのクラスを受けて、信頼するリヨン在住のボディケアを受けつつリフレッシュしたら、リヨンに住んでいるアーティストや仲間をスタジオに招いて5日間ワークショップや意見交換をする。

 今まで自分が人に教えたり、ワークショップをするって事は避けてきたから、そろそろ考え始めてもいいのかもしれない。フリーランスとして、カンパニーの為にできる最善の手段の一つがアイデアのシェアなら、それも一つのきっかけだ。

 月末の最終の日曜日に劇場へ前入りして、2週間掛けて実際にパフォーマンスをする舞台でレジデンスをするところまで、あっという間の2月になりそう。

2月の活動計画で期待することは?

 2月の計画の中で一番やりたいことは、最終週のレジデンスをMAXで活用すること。そして、今自分が挑戦している新しい踊り、チカラ、表現をこれからの強い礎にしたい。

 これまで10年かけてきて、やっと持てた新しい目をもっと育てて、強くして、活用していきたい。

実現のために何をするか?

 リリーステクニックを1日も早くモノにして、今まで力で押さえつけたり、頑張っても出来なかった表現や技術を舞台で活かしたい。そのために、もう始めてることが2つあります。

 ひとつは、フェルデンクライスのクラスをあらためて受け出したこと。もうひとつは、体の構造を利用して支えたり、力を効率よく動きに還元していく訓練を毎日続けていることです。

 例えば1000回腕を振るって具体的な目標を数字として意識して、それが何分間で実現できるか?やってみたら15分もあれば出来たりする。

 目的意識を持って、明確に、シンプルに、必要なだけの努力を惜しまない。それが、少しずつ道になっていくんだろうと思います。

人に自分に正直な繋がりを

 たとえ最初は理解できない発想や技術でも、理屈なしにリスペクトできるアーティストやダンサーの仲間がいれば、乗り越えていくことができる。

 「ダンスで人を嫌いにならないで」

これは、自分が尊敬している、いまニューヨークでダンサーの仕事をしながら教員を目指して走り続ける先輩に学生の頃に言われたアドバイスです。

 ほんとうに、その通りだと思うし、人に八つ当たりしたくなる時には、この言葉に救われる。だから、同じように自分が信じるアートや表現をプロの現場で追う仲間にも、その気持ちを持って接する。

 時には逃げて、また挑んで、ともに切磋琢磨しながら挑戦し続ける仲間を1人でも多く見つけたい。そんなふうに思います。

 もし同じような理念を持ったアーティストがいたら、私のツイッターにも是非遊びにきて欲しいと思います。どんどん、繋がりましょう! 

 JINのツイッター@jin_shichiku

 では、今月も精進いたします。応援、宜しくおねがいします!

 JIN