スペインで3つの賞を頂いた新作「The MILK」の30分パッケージのために、振付家の男性1人とカンパニーの女性ダンサー2人と一緒にリヨンから片道1時間半ほどの小さな町Annonayに、6日間滞在した時に感じたことをコラムにします。
こんにちは、JINです。
今回はじめて滞在するのは、リヨンからバスで1時間半ほど走った田舎の街Annonay(アノネー)でした。ガイド本なしでもフラっと来られる町です。
初めて街の名前を聞いた時は、
JIN
と心の中でダジャレみたいだとクスクス笑っていたのですが、実際に6日間行ってみて、リヨンから日帰り旅行にもいける、落ち着いて過ごせる不思議な街だと感じました。
リヨン郊外の町「Annonay(アノネー)」に滞在し、The MILKの制作中。スタジオが噂どおり古い絵画とデコレーションで飾られてる。凄いよなぁ…と仲間と話した。
— JIN@0⇨1をつくるプロダンサー 🗣🇯🇵🇺🇸🇫🇷 (@jin_leo) 2019年1月15日
この町には始めてくるけど、すごく良い町並みだと思う。たくさん刺激をもらって、明日の70人規模の公開リハに望む。 pic.twitter.com/Tf6enKCrLH
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1.私がAnnonayに滞在した理由。
この街に滞在することになったキッカケは、この企画「The MILK(ザ・ミルク)」がレジデンスの審査に通ったからです。
48時間ほど前に、パリの近くの街で子どものためのパフォーマンスを終えて帰ってきたばかり。
だから、筋肉痛や移動でのストレスをなるべく残さないように、休んでからの出発日を選びました。
おかげで、余裕のある出発。
リヨンの中心駅であるPart-Dieu(パール・デュー)駅から、12字15分きっかりのバスに乗り込んで向かいます。リヨンから旅行に行くなら、この駅が主要駅。
ジュネーブにリヨンからバスでオーディションや、パフォーマンスを見にいった時もこの駅が旅の出発点になりました。
Le bus qui m’a porte au Annonay est parti 12:15 pile.
— JIN@0⇨1をつくるプロダンサー 🗣🇯🇵🇺🇸🇫🇷 (@jin_leo) 2019年1月13日
C’est le creation du THE MILK à Gérone en Espagne pour le 26 avril.
Pendent 6 jours on prendra du temps ensemble à fin de composer 40 mins de la scène au total.
Je retournerai au 18 soir.#jin_leo #DELFB2
2.舞台に貪欲な田舎町の魅力
バスのチケットはSNCF(フランスの国鉄)のサイトから、Annonayと入力して日曜日のお昼の便(10ユーロのバスでいける)を予約しました。
週末にはすぐイタリア行く予定だし、バスの手配を忘れずにリマインダーにいれた。
— JIN@0⇨1をつくるプロダンサー 🗣🇯🇵🇺🇸🇫🇷 (@jin_leo) 2019年1月15日
1月だけで、イスラエル⇨フランス⇨イタリアに移動するハードスケジュールだ… pic.twitter.com/EHN6L4dZHQ
ほどよい人通りの小さな町には、ピザや寿司、ケバブといったレストランも、まちの中心から歩いていける距離にあります。
今回は、3人で寿司を持ち帰るために地元民が通うお寿司屋さんで、7.9ユーロでお寿司を持ち帰り、味噌汁と一緒にいただきました♪
JIN
3.レジデンスで得られたメリット
アノネーには、スタジオには珍しい大きなスペースと、キッチンスペース、貴重な絵画がスタジオに展示保管されている独特な雰囲気があります。
おかげで、今回のクリエーションにも熱が入りやすい。
今回のレジデンスに6ヶ月ほど前から準備をしてたので、
- 70人規模のパブリック・リハーサルを実施
- 充実した設備と時間をじっくり作品に費やす
- ダンサーと振付家が朝から晩まで制作できる
という大きな3つのメリットがありました。
なぜ踊るのか?なぜソロなのか?なぜ走るのか?
— JIN@0⇨1をつくるプロダンサー 🗣🇯🇵🇺🇸🇫🇷 (@jin_leo) 2019年1月17日
パフォーマンスが終わり、8歳の子どもから、おばあちゃんグループまで、70人をこえる観客の方のなぜ?に面と向かって答える時間が、ありがたい。
お互いにとって、再度作品を噛み砕いて味わう時間になるし、なにより楽かった♪#merci pic.twitter.com/Pck0dm2vV1
Tips リヨンから旅行にくるなら…
- 街並みが特殊で散策が楽しい
- 20時頃には全てお店が閉まる
- 食料品は確実にスーパーで手に入る
- リヨンと比べて物価が少し安い
というポイントを頭に入れておくと、旅行の滞在期間を有意義に使えると思います。
まとめ
普段とは異なる視野を持ったお客さん達と、1時間のパブリックリハーサルを通して直に話をすることは、クリエイターによい刺激になります。
記者の方、子連れの主婦、他ジャンルのクリエイターなど、色々な”視野”の見方や人との出会いで、同じに見える振り付けでも異なる捉え方で再チャレンジして、舞台や作品を磨いていけることを、再認識した滞在でした。