身体は平気で嘘をつくから、「継続は力なり」は嘘だと思う時も必要

毎日レッスンを継続することで、得られる経験ってなんでしょう?私は、常にそれを考えます。なぜかというと、トレーニングの質が変わるから。

実を言うと、私は「継続は力なり」って言葉が苦手です。

だって、すぐに「慣れ」て思考が停止ちゃうから。日常に対しての些細な慣れって本当にダンサーにとって大敵だと思う。そして、すぐに表現に直結する。

昔から世間では、「継続は力なり」って教えが一般的だから、なんでもかんでも「続けるだけで」生きていくチカラに変わるって暗示があると思うんです。

だから、毎回のトレーニングで私は3つの「なぜ?」を常にカバンの中に入れたノートのメモに書いてあります。たとえば、

  • 目線はどの高さから?
  • 骨盤の下から?
  • 呼吸のタイミングは?

という感じで、チャイコフスキーの白鳥の湖や、くるみ割り人形、眠りの森のクリエーションやデュオにも通じる要素がないか探ることもあります。

こうやって疑問点をノートに文字として書き出すことで、スマホとは違う思考回路で落ち着いてイメージを頭の中にパッと浮かべることができます。

毎日のレッスンやトレーニングで煮詰まることがあったら、是非試してみてください。

私は、「慣れ」でまた怒られたり、ガッカリしたくないので続けてます。