0→1をつくるプロダンサーJIN

【2018年12月の近況】人に自分に誠実に、アーティストの道を開く。

12月になったので、先月のまとめを共有しようと思います。2018年も大詰め、フランスでは2019年シーズンが始まって3ヶ月がたちます。今シーズンの予定や目標なども含めて、アクティビティは多岐に渡りました。

11月はリヨンを拠点に活動しているダンスカンパニーとの新作「チャイコフスキー」のクリエーションと、スペイン人の振付家の同僚との新作「The MILK」の仕上げに走り回っていました。

リヨン郊外の街Cussetでの公演

チャイコフスキーの公演ツアーの始まりは、リヨンの郊外の小さな田舎町のCusset(キュッセ)という街でした。10月の終わりから11月にかけて2週間のクリエーション期間を経て、プレミアの為に1ヶ月ほど開けてのスケジュール。

スペイン・バルセロナでのコンクール

今年の夏頃からリヨンのCNDでスタートさせていた新作のプロジェクト「The MILK」のパフォーマンスのために、バルセロナに4日間滞在しました。これは、振付家のコンクールで上位4位のファイナリストの中から、グランプリを決める形式でした。

結果として、ファイナリストの賞と重ねて2つの賞をいただき、再演の機会を2つの劇場に招致して頂けるチャンスを頂いたので、まずまず納得のいく結果となりました。何より、自分たちで作り上げたクリエーションだから嬉しかったです。

12月からの滞在予定。

2018年の締めくくりは、ひとまず終えることが出来たので2019年1月のチャイコフスキーツアーの再開までは、ゆっくりと過ごすことにします。

この1ヶ月の間はどんな進捗があったか?

この1ヶ月は、新作2本のクリエーションとツアーを並行することで、精神的にタフさを求められる日々でした。それだけに、終わって一安心。もちろん、フランスの生活に必要な手続きも、忘れずに進めていました。

フランス国内では、「黄色いベスト運動」と呼ばれるデモ活動が頻繁に行われ、リヨンでも見かける機会がありました。パリに出向いた時には、ルーブル美術館の前の道がデモ隊によって封鎖され、車が燃えていたり。

日本で報道されているような「都市機能の麻痺」は微塵も感じませんでしたが、それでも多少の身の危険は時々感じたり。フランスの階級社会の上下間の衝突を、目の当たりにしました。

なにが良かったのか?

11月で一番よかったのは、やり残したことが何もなかったこと。特に、自分たちでもがきながら始めたプロジェクト「The MILK」の最初の一歩を宣言し、踏み出せたことは大きな土台になりました。打ち合わせ次第で、おそらく来年の4月頃に上演ということになりそう。

次の計画は?

12月の計画は、10月からの溜まった疲労を回復させつつ、2019年のプロジェクトや出会いに備えること。1月にはイスラエルに生まれて初めて渡るので、楽しみです♪来年も、たくさんの出会いがあると嬉しい。

まず最初の目標は何か?

2019年シーズンの最初の目標は、フランスでの生活基盤をもう1レベル上にあげること。具体的には4月までにもう一つプロジェクトに参加、もしくは開始して契約書の時間を稼ぐことです。

外国人アーティストとして、フランスでの生活は楽ではないけれど、ここでしか出来ないことがある。やりがいも、仲間もいる。でもまだまだ精進して、アーティストとして上を目指したい気持ちが強いです。

移動にかかるコストを考えた

フランスを拠点にプロジェクトに参加する機会が増えて、飛行機やホテルでの移動に格段に詳しくなりました。ヨーロッパ中から集まるフリーランスの仲間から、生活に必要な情報を聞くからです。

特にテロなどの危険を考えると、宿泊費ってあまり削るのは危険だと思います。1人で行動する女性のアーティストなら特に気をつけるべき身の安全を確保するために、たくさんのホテルの中から簡単に手頃でコストを抑えたホテルを探す方法も教えてもらいました。

参考 格安で安全なホテルの総合サイトBooking.com

ケーススタディ:私の場合

私の場合は、一泊のホテル代の平均を25ユーロ程度に抑えることが1つの目安になってます。そうすることで、部屋が極度に汚れていたり、シャワーから水しか出ないってエラーはある程度防ぐことができるからです。

たとえば、

 

JIN

あの、カードが使えないんだけど…
知らないわ。私の仕事じゃないし。

Akir

JIN

ATMって近くにあるの?
知らないわ。私の仕事じゃないし。

Akir

って不親切な対応をされて、深夜にあてもなく放り出されることはまずないでしょう。

アーティストと生活のバランス

フランスは、アーティストに対しての生活保障がヨーロッパの中でも比較的優遇されているところがあります。事実として、ダンサーの失業者に対しては1日に決まった額の生活費が国から支給される制度など、安定した基盤を持ちつつ継続的に活動するには、魅力的な国の一つです。

日本人のアーティストして、その枠に食い込むのは並大抵ではありませんが、やってやれない事はありません。ひとつひとつ、確実に、高いクオリティの仕事を続けていれば道は開ける。人に自分に誠実にをモットーに、進み続けます。

では、今月も精進いたします。応援、宜しくおねがいします! JIN