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フランスで仕事の求人を見て気になったサラリエとフリーランスの違いとは?

学生の頃、将来は会社に就職して何かの仕事をして生活してくんだろうなぁ…って漠然と考えてました。実際に社会に出て収入とマネタイズの方法について勉強していったとき、見えてきた2つの生きかたがあります。

誰のために働く?

仕事には、誰かのために社会と関わるシステムが欠かせません。つまり、自分のためではなく、そのサービスを必要としてる顧客やパートナーのために成果を出すということ。その対象をだれにするかって意外と考えないポイントだったりします。

日本で劇場専属のダンサーという生きかたを辞めて、フランスでフリーランスのアーティストとして起業するってなったタイミングで私自身もこのことについて深く考えさせられました。

それは、自分は一体、誰のために働いてるんだろう?ってことです。ダンサーって仕事に限定すると、雇ってくれた雇用主が劇場の芸術監督なのか、プロジェクトカンパニーのディレクターの役割をになってるクリエイターなのかってことになります。

求める質と成長率

仕事をするからには、お互いにメリットがある関係性であることが大前提です。つまり、対価交換ができる間柄であるかどうか?が常に問われます。劇場で仕事をしたいのであれば、劇場が雇っている振付家やクリエイターの仕事や与えられるミッションをいかに柔軟にこなせるか?も時には必要になります。

私の造語ですが、求める質というのは、ミッションやパフォーマンスをどれくらいのクオリティでお客様に提案ができるか?つまり、パフォーマンスができるのか??ということです。

そして成長率とは、数年の間おなじプロジェクトを通して仕事をお願いする予定の場合に、この人だったらこれくらい幅を広げて、このプロジェクトをやってくれるだろうなぁ。という信頼感です。

サラリエとフリーランスの違い

フランスでいわれるサラリエとは、例えば劇場などとダンサーの契約をした時には「芸術監督」が雇用主、つまりあなたがサービスを提供する相手、ということになります。なので、お給料や報酬は、彼らとの取り決めの元に決まります。

一般的な職種でいえば、レストラン業も同じくパトロンという出資者がいて、彼らと料理人であるキュジニエ達は契約をするってことになります。なので、彼らはそもそもお店のお客さまではなく、雇用主に料理を提供して、雇用主がお客さんに提供するって感じになります。

雇用主との間柄は、基本的に仕事を与える側が立場的には強いでしょう。なので、お給料や報酬は彼らの提示する条件に沿って、都合を合わせていくことになります。

逆にフリーランスの場合は、一人一人のお客さんと個別に報酬の交渉ができます。つまり、あなたの求める条件でお給料やサービスの対価を決めることが出来るんです。

その代わり、「会社」という箱(ダンサーで言えば劇場)がないため、中に何が入っているどんな商品、価値のあるものなのか?を個人的に証明する必要があります。つまり、あなたの価値を正しく理解してもらうってプロセスが、必須になるんです。

当たり前ですが、道端に落ちてる黒い箱に入ってる石が「ダイヤ」なのか「銅」なのかは知識や経験のある人でも、正確に知ることは難しいですよね?

あなたが何者で、どんな能力があって、何に興味がある、どんな人間なのか?を誤解なく伝えるには、ある特定のテクニックが必須になります。それがコピーライティングです。

どちらの働きかたが特なのか?

サラリエには、会社という組織が決めたルールやサービスに対する質を維持するという保証をしないといけません。つまり、会社の決めたことには基本的に従う義務があります。

逆にフリーランスは、あなたが決めた全てのルールに対して自分一人で責任を追う分、時間、思想、技術的な方向性にかなり自由が効くというメリットがあります。

アーティストとして、誰のために働くかは、常に問われる問題の一つです。プラスアルファの価値がある、必要とされる人材になるには、「当たり前」の知識や経験に、プラスの価値をつけられる「知恵」を持っている人なんですね。