フランスから日本へ海外送金する方法を調べ実際に30万円送金して分かった安全さと「送金手数料」の話

フランス滞在中、フランスから毎月決まった額のお金を送りたい。けど、手数料は抑えたい。送金の日数も早い方がいい。フランスの郵便局や銀行の口座から、日本の銀行口座へお金を安くかつ確実に移動できる極意を見つけました。 こんにちは、JINです。 フランスで仕事をすると、日本に資金を移動することがあります。 でも、安全かつ確実に手続きができるって実はけっこう手間も掛かるし面倒。

  • 海外送金ってなんだか不安。
  • 高い手数料がかかるんじゃ?
  • 詐欺とか、騙されたりしない?
  • もしお金が無くなったら…

と私も最初は頭を抱えた問題でした。だから、その不安がわかります。 そこで今回は、JINが1年以上に渡って毎月必ず日本への送金に使っている、手数料が安く、安全かつ確実でスピーディーな 「海外送金の方法」 についてお話していきます。

MEMO
おなじ方法で、日本からフランスへの送金も試しましたが、見事に成功しました。便利なサービスを作ってくれて心から感謝してます!!
もし、日本からフランスへの送金をしたい場合はこちらの記事を参考にしてください。 日本からフランスへ生活費や仕送りと授業料を最も安く3時間で確実に送る方法をまとめて実録した もしも今、 「日本の銀行口座へ確実に不安なく、思った通りの金額を振り込みたい。できたら、決まった期日までに届く保証が欲しい」 と悩んでいるなら、すごく役に立つお話です。
詐欺や不正取引などと間違われて、 稼いだお金を横取りされたくないなぁ

Tomomi

JIN

初めてのことだから不安だし、 失敗したらどうしよう…
はじめての時は、私はそう思ってネットの情報を何日も、 何時間も、何回も、同じサイトを見ました。 「誰か同じ苦労を味わって、 実際に体験を話してくれる人がいたら 自分も安心してお金を送ることが出来るのに…」 と、本当に毎日頭を抱えていました。 ですが最終的に、 全額を無事に決まった日に送金し着金まで確認できました。 なので、しっかりと読んであなたの大切なお金を無駄に失わないようにして欲しいと思います。

はじめての海外送金のイロハ

フランスの銀行から、日本の銀行に資金を移動するときは、 銀行の送金サービスを使う場合は”中間銀行”という外国の銀行を迂回して着金します。 つまり、フランスの口座→中間銀行→日本の銀行口座へ送金というふうになるわけです。 プラス、一部の銀行のサービスを使うことで、 中間銀行の手数料を減らすことも可能ですが、 今回は手数料を支払っているので割愛します。

1.海外送金に掛かる手数料は?

一般的に、銀行での海外送金の手続きにかかる手数料は主にこんな感じ。

  1. フランスの銀行の送金手数料
  2. 海外の中間銀行の中継手数料
  3. 日本の銀行の受け取り手数料

の3つ。送って、預かって、受け取る。それぞれのステップで「手数料」が潜んでいるわけです。 では、順番に説明していきます。

1.フランスの銀行の送金手数料

フランス国内の郵便局の口座を使った場合、 送金総額の0.1%+窓口手数料15.5ユーロ(ネットなら9.9ユーロ) を支払って送金することになります。 銀行のサービスによっては、2500円〜4500円の料金がかかります。

注意
手数料はいつ変更になるか分からないので、 必ず送金前にチェックをしてから利用しましょう。

2.中間銀行の手数料

実はこれ、不明なんです。なぜなら、送る銀行は把握しておらず、送られた側の銀行に問い合わせても情報を持ってないからです。 これが噂の隠れコスト、といってもいいでしょう。送られてきた金額から逆算すると、500円程度はかかると思われます。 私が実際に、日本の電話相談窓口のオペレータに相談したところ、

後日に送られる、送金計算書を見て下さい

オペレータ

と言われて、結局自分で計算するしかありませんでした…

3.日本の銀行の受け取り手数料

海外から送られてきた資金を受け取るために、必要な手数料。およそ1500円は掛かると思ってよいです。 一例として、銀行の海外送金手数料のページをご覧ください。 参考 送金手数料の例三菱東京UFJ銀行

4.為替の変化も手数料に。

海外のお金の値段は、日々変化します。 送った日のレートより低くなったり、高くなったりして、 思ってた金額とちょっと違うなぁ?ってこともあり得ます。 この原因は、T.T.Sレートという銀行ごとに決められた手数料を足したから。 そこに先ほどの”隠れ手数料やコスト”なんてややこしい目に見えないお金が掛かるので余計に心配になったり混乱するんですよね。 たとえば、10€で15JPYだとすると、航空券のチケットや旅費、食費などを合わせた1000€を送金したい時、為替手数料が1,500円はかかるというイメージです。 私も実際、かなり頭を抱えました。 銀行によって確認の方法が違いますが、 振り込まれた日付を確認しておけば実際に いくらで交換されたのか?を確認できます。 家族への仕送りや、日本でのカードの支払いなどで13万円ほど送りたいケースなら、そこに4%ほどの手数料が5,000円程度かかることに。 これは、経済的に大きな負担になりますよね。  送る金額=受け取る金額ではない。 ってことを頭にいれておきましょう。

5.送金にかかる日数は?

国際送金にはおよそ、7日程度は着金に掛かるといわれてます。私がフランスの郵便局から日本の銀行口座へ試した時は、送金手続きのあと2日間だけで入金がありました。

MEMO
土日祝日を挟んだりすると、銀行の営業がストップし 手続きに時間が掛かるかもしれないので要注意
カードの支払いや、引落日が決まった手続きに利用したい。また希望の日には着金したいのであれば、あらかじめ電話窓口などで直接その日にちを確認して、振込の手続きに入ることをオススメします。

Tip.隠れ手数料って?

フランスの郵便局の送金に関する情報は、 窓口で直接聞くかパンフレットやHPなどで すぐに全て調べることができて安心できます。 日本の受け取り側の口座にしても、日本語だし電話で直接話を聞けるので、そういった部分の手数料はすぐ分かりますね。 でも、中間銀行の手数料は”隠れ手数料、隠れコスト”と呼ばれ、一般的にあまり多くの情報が出回らないのです。 では、その”隠れ手数料”をどうやって調べるのか? それを調べるための書類について説明します。そのための武器は、送金計算書です。

送金計算書ってなに?

フランスから、日本へお金を国際送金するときに取られる”隠れ手数料、コスト”を調べるためにお話しします。 送金計算書とは、 外国送金・本支店間外貨送金計算書のことです。 なんだか、ややこしそうですね。私もそう思いました。 これは、取引店や取引日時(資金が口座に振り込まれた日)、金額など、送金した金額と受け取った金額の詳細が記されている書類です。 私が利用したときは、”中継銀行”の名前程度しか記載がなく、手数料の欄は全て空白で、電話で問い合わせた内容だけでした。 なので、これでは送った金額と送られてきた金額しか分かりません。

JIN

ぜんぜん意味ないじゃん…
フランスから日本へ送金した時の手数料などは、送った金額 ー 受け取った金額でふわっと計算するしかありません。 なので、 自分で知っている被仕向送金手数料(海外からの送金を受け取る手数料)を、計算式にいれて、間違ってないか確認する程度にしか使えない書類です。 それでもいつ、どこから、どうやって送られてきたか?を知ることができますが… この書類は本来海外へ発送を希望する場合、何かしら有料の銀行のサービスに加入しておくことが前提らしいので、日本を出国する前に余裕を持って準備をしておくことをオススメします。

つまり、こういうこと。

フランスの口座から日本の銀行口座への国際送金には、

  • フランスの銀行の送金・事務手数料
  • 中間銀行の手数料(不明なことが多い)
  • 日本の銀行口座での受け取り手数料

が掛かります。 ほんと、エゲツない金額の手数料になります。 私は家族から、銀行のサービスを選んで欲しい。と念を押された 経緯があったので、フランスにきてワーホリの期間だった時は、銀行から銀行へ送金していました。 でも、4年以上滞在するあいだ毎月送金しなきゃいけないのに、アホらしくて高い手数料なんて払いたくない。 だから、なんとかして隠れ手数料やコストといった出費を抑えつつ、かつ決まった引き落とし日に必ず間に合う方法を、探す必要があったんです。 次ページでは、具体的な送金の方法についてお話します。

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