【完全保存版】フランスのワーキングホリデーVISAの申請を費用を節約しサクッと確実に終える方法をお話しします【ワーホリ】

どうも、フランス・ベルギー・日本…でダンサーの仕事をすることが、徐々に増えているJINです。また新しい振付家との仕事が始まって毎日大変ですが、充実してます。

今回は、私の実体験を踏まえつつスムーズにフランスのワーキングホリデーVISAを取得する方法を解説していきます。

注意
ここで共有する情報は、当該ビザの案内や取得の手助けをする有料サービスではありません。あくまで自己責任でご活用ください。

これは、フランスでプロダンサーになりたい、東京在住の18歳の学生ダンサーの女の子から、

「最近、フランスのVISAの難易度上がってませんか?」

Sayaka

という質問を受けて書いた記事です。

ワーキングホリデービザの難易度。

2015年以降、ダンサーの仕事にこだわらず、料理人の世界で仕事をする友人からも、フランスのワーキングホリデーのVISAの審査に落ちてしまった。という話をちらほら聞くようになりました。

書類の中で、フランスに貢献することよりも、仕事やお金に関することを書きすぎた事が原因のひとつなのではないかと考えられます。 そして、申請に20万円近くも掛かってしまったのに、全てが水の泡になってしまった。

という悲しい相談も受けました… 私は実際にフランスのワーキングホリデーVISAを自力で通した経験がありますが、ワーキングホリデーの申請にかかる書類の準備は、費用は大体50%くらい節約できます。

それを知らずに、書類・翻訳にかかる不必要なコストを削れずに、準備をしている学生さんや社会人の方がたくさんいることを改めて感じました。

私が実際に聞いただけでも、書類の準備を業者に丸投げした結果、20万円を超える請求をされた!なんて話が。 1円でも出費を抑えたい18歳の学生さんには耐えられない出費ですよね?

そこで、なるべくシンプルに、コストを抑えて、確実に、フランスのワーキングホリデーの申請をする秘訣を共有します。

そもそもVISA(ビザ)と滞在許可証って?

VISA(ビザ)
外国に立ち入るための通行証のようなもの。日本のパスポートを持ってヨーロッパ(シェンゲン圏)に入るときには、事前の手続きをしなくてもこのビザが自動的に適応され、入国する事ができます。ただし、滞在できる期間はシェンゲン圏に入ってから3ヶ月以内です。
滞在許可証
滞在期間が旅行よりも長く、長期の仕事や留学などの理由で滞在が3ヶ月を超える場合に必要な手続きで取得できる、滞在の許可証です。

つまり、

  1. 短期間のツアー旅行で、特に長く居座るつもりがないので帰る→VISA(ビザ)のみでOK
  2. 仕事や学業、彼氏と一緒に暮らしたいなど、その国に3ヶ月以上住み着きたい→滞在許可証が必要

ということになります。アーティストとしてフランスで仕事をしたり、長期間に渡って住み着きたい場合は下記の特設記事をご覧ください。

はじめにすること。

ビザの申請には、在日フランス大使館へのビザ申請予約を取る必要があります。 「書類の審査が終わってから、取ろうと思ってた!」 なんて方は、今すぐに下記のリンクから予約をとって下さい。

予約は、フランスという国での最もベーシックな手続きの初歩です。 申請の予約は、フランス入国予定日から3ヶ月前、例:7月1日入国ならば、4月1日から予約可能です。

フランスは1ヶ月を30日と計算します。 予約は、在日フランス大使館ビザ申請予約システムから。

申請に必要な書類

ワーキングホリデーVISAの申請には、いくつかの書類のかんたんな準備が必要です。ひとつずつ丁寧にやれば、難しいことはひとつもありません。

  1. 申請書類チェックリスト→申請書類のチェックリストです。提出の必要はありません。
  2. 長期ビザ申請書1部→ビザ申請で自身の情報を書き込むための用紙です。日本語・英語・フランス語で記入してください。
  3. 証明写真1枚→スーパーやコンビニでパスポートサイズで撮影しましょう。私はコンビニのを使いました。
  4. パスポート→10年以内に発行された、渡仏期間終了+3ヶ月の期間が残っているもの。ビザを貼るページが見開きで2ページ残っているか確認しましょう。個人情報(顔写真のページ)と最後のサインを書くページをコピーしてください。
  5. 申請動機作文1部→なぜフランスを選んだのか?フランスは貴方にとってどんな魅力がある国なのか?を大使館所定の用紙をダウンロードして記入します。また、フランスで住みたい場所、したい仕事、活動内容も記します。日本語で提出OK。
  6. 滞在中の計画書および履歴書→簡単です。フランスでの滞在予定をリスト形式で記入します。英語かフランス語にて提出とありますので得意な方を選びましょう。
  7. 残高証明書(3100ユーロ以上)申請者本人の名義の日本、もしくはフランスの銀行口座の残高証明書です。いつも使っている銀行で窓口もしくは郵送で取得してください。*ビザを申請する日から1ヶ月以内に発行する必要があります。内容は3,100ユーロ(2015年10月は1ユーロ115円)なので、36万円以上が必要です。帰国の為の航空券費用を含んだ額になります。
  8. ワーキングホリデー宣誓書→所定の用紙をダウンロードして記入します。ちゃんと日本へ帰りますよ!っていう意思確認です。
  9. 健康診断書→お近くの病院で取得しましょう。検査内容は、身長・体重・脈拍程度でも大丈夫です。「健康です」という証明証になります。
  10. 海外旅行保険加入証明書→海外旅行向けの保険があります。加入して、証明書を送ってもらいましょう。クレジットカードに付いている保険ではダメです。

海外旅行の保険はどうする?

海外旅行保険への加入

フランスのワーキングホリデーの申請には、海外旅行向けの保険への加入が必要です。例えば、こんな感じです。

実際に私が契約したのは、アリアンツ(Allianz)社の保険で540ユーロ(当時は約62,100円)でした。

参考 海外旅行傷害保険 グローブパートナーASSETS 価格比較サイトや、グーグル検索で海外旅行の保険を探すと14万円から20万円程なのでアリアンツは格安だと感じます。

参考 海外旅行保険の比較価格.com

ご自身の予定に合わせた保険を選ぶことが重要です。きちんと確認しましょう。 フランス滞在中、私が実際に病院に行ったのは風邪の時だけでしたが、アリアンツの保険でちゃんとカバーされました。

メールでの質問にも、日本語で快く返事を返してくれたので助かりました。風邪で参っている時に、電話のたらい回しは心がポキっと折れるほど辛いのでこういう対応の良さは重要です!

書類の翻訳

書類の提出では、日本語・英語・フランス語での提出が求められます。英語での提出の場合でも、ごく簡単な英語しか出てきませんので自力でも全然大丈夫です。 翻訳には様々な種類の金額設定があり、1文字辺りの値段は、翻訳会社によって8円〜16円の差があります。400字詰でおよそ3,200円〜6,400円程の違いがあります。これは非常に大きな差ですよね?

健康診断書の作成

健康診断書の費用は、一律ではありません。病院によって大きく差が出ます。もはや言い値で決められるようです。電話で私が近くの病院に10件以上問い合わせた結果、およそ3,000円が平均でした。 診断してもらう内容は、こちらから指定できます。

  1. 心拍
  2. 視力
  3. 体重

程度でもOKです。必要なのは「わたしは健康です」という証明をすることだけです。とくに希望があれば、血液検査などの検査をお願いしましょう。

その他の費用・手続き

  1. 残高証明書の発行→三菱東京UFJ銀行の場合、735円
  2. パスポートの受領レターパック510(赤)もしくは600円分の切手を貼った封筒代
  3. パスポート、残高証明書、健康診断書、海外旅行保険加入証明書のコピー代
  4. 申請に出向くための交通費→申請には予約を取る必要があります。
  5. 会社に勤めている場合は、在籍証明が必要になる場合があります。

まとめ

フランスのワーキングホリデービザ申請の費用は、

  • 証明写真代 700円〜900円
  • パスポート取得(持っていれば無し) →10年パスポート(二十歳以上のみ)16,000円 →5年パスポート(12歳以上から)11,000円
  • 銀行残高証明書の発行 735円
  • 健康診断書 約3000円
  • 海外旅行保険加入 62,100円〜20万円

合計 77,535円程度から! *飛行機のチケットや、滞在費は含みません。 フランスで仕事をする予定で、ワーキングホリデーの申請を予定してるなら、ぜひ参考にしてみてください。 詳しい情報、最新の情報は在日フランス大使館ホームページへどうぞ。

おまけ

これからフランス語を勉強するなら

JINがフランスで仕事を2週間で取るまでに、フランス語能力の基礎をビシッと身につけるために使っていた、シンプルでつかいやすい本を紹介します。 独学での勉強がわりと好きな私は、この一冊を頼りにベーシックな日常会話までシッカリと事前に学び、フランスで仕事をする最初の壁をサクッと超えることが出来ました。