自分らしいとは何か?個性ってなに?

kosei

どうも、大学時代は頭を縦半分で黒と金に染めていたジンです。 自分らしさ、個性ってなんだろう? そんなことを考えて悩んだことって、誰にでも必ずあると思う。 考え出すと、深いし難しいこの問題。ちょっと考えてみました。

自分らしさ=個性??

プロダンサーという仕事を続けていると、後輩の10代くらいの若い子が 「個性」や「自分らしさ」といった「見えない壁」にぶち当たるのをよく目にします。 そして、その壁を壊すコトが出来ずに、無理な努力を続けた結果身体を壊したり、精神的に参って、鬱状態になってしまう子たちもいます。 ダンサーというと、一般的に「カッコをつける人」「ヒップホップやブレイクダンスの人」といった、少し世間からはみ出したり、目立つ人のことを指しているように思われがち。 そういったイメージは、僕たちにとってあまり良いものではありません。誤解。 ダンサーの悪いイメージは往々にして「テレビ」のCMの為に作られた「CMダンス」を想像してしまうからだと僕は考えています。 何でも良いから目立とう!っていうイメージが、「より目立つ」「他とは違う」ことが「個性」であり、良しとされる風潮に繋がっているのだとも思います。

個性のプレッシャー

周りと比べた「個性」を目指して努力すればするほど、実は「自分らしさ」という最も「個性」に近いものに「蓋」をしてしまう事に、意外と多くの人は気が付きません。 そして、その「個性」を追い求める重圧に耐えきれなくなった子たちは、当然潰れてしまう。自分を輝かせるための「個性」や「自分らしさ」に押しつぶされるなんて、悲しいですよね。

個性が多様化=生き方が無限大?

多種多様な生き方、働き方が存在する様に見える今の社会って、「個性的」や「自分らしい」仕事をしようとすると、途端に周りのバッシングを浴びたり、「自分勝手」「非常識」と烙印を押されがち。 特に、日本の「常識」に対するストイックさは、世界でもトップクラスだと感じます。 僕は個人的に、「常識」というものを押し付ける風潮が、学生時代から大嫌いでした。 「常識」こそが「社会」で生きて行く上での最重要ポイントのようにはどうしても思えず、いつも一人で黙々と作業をし、結果、プロになるまでの技術・精神性は手に入れたわけですが、周りの「常識」的に生きている人間は、一人残らず去って行きました。 ですが、同時にプロとして活動している人にしかわからない世界に触れる事ができ、新たな仲間に恵まれました。

個性の磨き方

「個性」「自分らしい」という言葉を聞いて、何をイメージされるでしょうか?
  • 他人と違うこと
  • 派手で、目立ちやすい
  • 格好いい
  • 変わっている
といったイメージが多いのでは?? 僕の場合は、大学生時代はそのイメージが特に強く如何に他人と違う事をするか?に頭を使っていました。しかし、それは大きな間違いであると後になって気が付きました。 そもそも、個性って何だっけ?と思い、調べてみた事もあります。
【個性】 個個の・人(物)をそれぞれ特徴づけている何か。 【特徴】 他のものと比べて、特に目立つ点。特長は、そのものを特徴づける長所。
出典 新明解国語辞典第三版 三省堂 より じゃあ、実際「個性」はどんな時に出るものなの?ちょっと、考えてみてください。 僕の答えは、 「他の人」と「同じ事をやっていればいる程」、目立ってくる長所。 あれれれ?? 「同じ事」をやっていたら、「他の人」に埋もれちゃうんじゃ無いの?やっぱり、目立ってナンボでしょう!!違うことしようよ! 最初は僕、そう思ってました。もう、全力でハミ出すことしか考えてなかったです。 ですが、違います。 もう一度言いますが、「個性」とは 「他の人」と「同じ事をやっていればいる程」、目立ってくる長所。 なのです。大事な事なので、2回言いました。笑 個性の磨き方は、まず周りと同じ型をマスターするところから始まるのです。

個性的=アイデアの事?

そもそも、人は基本的に「同じ事」を考えつく生き物です。
  • 楽をしたい
  • お金持ちになりたい
  • 美味しいものを食べたい
  • 眠りたい
  • セックスをしたい
などなど、身体は違っても、国が違っても、基本的には皆同じ。 なので、「違うこと」なんてそもそも「存在」しないと僕は考えてます。 もちろん、個々の国の歴史や社会事情、そういった背景からくる「精神」の違いはあります。 例えば、「水」を得る事に対しての「緊張」度合いは、日本の様な「水」に恵まれた国とアフリカの様な「水」に対して非常に飢えている国とではその真剣味が違います。まさに「死活問題」だからです。 日本とアメリカにしても「拳銃」に対しての警戒度は違います。 日本であれば、銃弾一発で大騒ぎですが、アメリカでは普通でしょう。そういった、「生と死」に「抗いたい」という欲求を抱えて生きている限り、人は皆「同じ事」を考えるんだと思います。 個性的であることが、アイデアを沢山持っている事とは繋がらない。

個性的で自分らしく?

人は根本的に「同じ事」を考える。これを前提に考えると、どうすれば「個性」「自分らしさ」というものが発揮できるのか?が見えてきます。 ダンサーが他の人との違いを出すには「身体」を向き合うしかありません。当たり前ですが、「身体」は取り替える事は出来ないので、自分の「身体」の「個性」で「自分らしさ」を見出さなければなりません。 貴重な時間を掛けて「他の人」とは「違う事をしよう」としたところで、意味なしです。 「個性」は、全然違う事をやって「出すもの」ではなく、同じ事をやって「にじみ出る」ものだから。むしろ、「同じ事」に対して真摯に向き合う「精神」が「個性」として観ている人の目に映る。僕はそう思います。 意外とシンプルな事なのですが、これが意外と目先の格好良さや、プライドが邪魔をして、なかなか気づく事が出来ず、頑張ってしまう。そして、疲れて壊れてしまう。勿体ない。

まとめ

個性とは、同じ事をやって滲み出るもの。そして、人は皆同じことを考えるもの。 なんだか難しいようですが、多分、シンプルで強い根っこに繋がると思います!