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【じぶんライフ】プロダンサーの僕が27歳で日本を離れてフランス移住を選んだ理由

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フランスへ移住して2年目、ツイッターやインスタグラムからのメッセージが徐々に増えてます。自分の好きなことを貫くってことが、誰かの刺激になってると実感してます。

昨日の夜もツイッターで、

「ジンさんは日本での公演はないのですか??ぜひ観てみたいです」

だとか、

「ブログ記事に共感して、メッセージを送りました。ぜひお話を聞かせて下さい!」

「なぜ海外を選んだのですか?」

という質問を10通近くいただいたので、今日は僕なりの考え方を共有しようと思います。

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じぶんライフを貫けるかどうか?

僕にとって、日本でプロのダンサーとして活動するメリットは、正直多くないです。なぜかとうと、ダンサーって生きかた・働きかたが社会に認められてないから。

リハーサルも、レッスンも、全てを実費でまかなうのは、正直辛いです。しかも、チケットも自分のお財布持ちでスタートしている状態は、とても生活できません。

逆にフランスでは、時給や日給でお給料が保証されてるし、年間で507時間ダンサーとして活動すれば、次の年には失業保険を受け取ることができます。

この差は圧倒的に大きいですね。

ダンサーとしての生活を考えると、僕は日本よりフランスで活動することを選びます。

日本でも出来る大切なこと

いきなり逆の意見ですね。笑。だけど、これも大事なことだと思うのでよく考えて欲しいです。

僕は今まで、ダンサー志望の後輩の9割以上が口にする、

「海外生活に憧れる」

「海外でレッスンを受けてみたい」

という言葉にまっっっったく共感しませんでした。なぜなら、日本でもできることが山のようにあると考えていたからです。海外留学なんてムダだと思ってました。

今でも、それは変わりません。

なぜかというと、プロのダンサーとして求められることは、日本でも海外でも変わらないからです。海外でなら上手くなるって妄想は1日も早く捨てた方が良い。

フランス、ベルギー、中国の振付家と実際に仕事をし始めて、改めてそう感じてます。

世界146カ国、どこへ行っても基礎になる大切な部分は、変わらないんです。

日本でも、それを教えてくれる人や場所は実は沢山あります。でも、99%の人がそれに気が付いてないか、思い込みで避けているだけなんです。

日本でも、海外のダンサーに負けない強い基礎は100%つけられます。

一生つづけられる仕事かどうか?

ダンサーの仕事って、本当に多岐にわたります。舞台で踊ること、後輩に教えること、学校教育のディスカッションに参加すること…体を通して伝える情報ってそれだけ多彩だから。

だけど、事実として体は衰えます。

その時に、どれだけ頭を使って仕事に繋げられるかが分かれ道なんです。女性であれば、出産後に体力が落ちたり、男性でも筋肉バリバリで踊れる時間は限られてますよね?

僕がフランスを選んだ理由の一つに、移民の国だから、英語、フランス語、スペイン語、でもっと多くの人と繋がれるんじゃないか?というのがあります。

実際、僕の家族は翻訳をしたり、キチンとした形式の文章で書類を作成する強い能力を武器にしてフランスと日本を繋いだり、英語圏の仕事をしたりしてます。

ダンサーって生き方の先に、どんな将来をイメージするのか?

20歳以上のダンサーには、真剣に考えて欲しいと思います。

フランス生活のメリット・デメリット

僕は家族が17年近くフランスに住んでいるので、色々な手続きがあっさりと進みました。身元の保証人や、お金の管理も確実で早いですし、タダで出来ますから楽です。

とはいえ、

フランスで生活するのは、やっぱり大変です。なぜかというと、競争力が問われるから。頑張りたいという気持ちだけでは、通用しない大きな3つの問題があるからです。

この3つの問題とは、

  1. 仕事があるか?
  2. 実力があるか?
  3. 滞在許可がおりるか?

です。

フランスは、社会保障が非常に手厚い国です。

しかし、全ての手続きに”適した書類”を求められます。身分の証明の為に仕事の契約書が必要で、契約には実力が、実力には滞在許可が芋づる式に繋がってきます。

なので、

30歳以下でワーホリを使うか、学生になるかって選択肢以外で残ろうと思うと、手に職のある仕事でフランス人より実力があるか、フランス人と結婚するしかありません。

日本でもアジア圏の人が滞在許可目当てに”結婚詐欺”したりしてますが、それと同じことがフランスでも起こってます。

書類のための”白色の結婚”と呼ばれるものです。

話を戻します。3つの大きな問題をクリアして、フランスで活動するメリット・デメリットってなんでしょうか?僕はこう思います。

メリットは、強い社会保障を得られ、やりたいことが出来ること。

デメリットは、滞在が長引くと日本へ戻って活動し辛くなること。

2つの国に生活の基盤をおくって、経済的にも精神的にも大変だと思います。もちろん、このふたつに余裕があるなら全然OKだと思いますが…

フランスは、被雇用者をまもる制度が細かく定められてます。あまり知らないだけで、実は電車のチケットが半額になったりするような、非常に生活が助かるものもあります。

ただ、2017年現在はその強い保証がアダになって雇用が生まれなかったり、すぐ首を切られるって事態にもなってるので、このバランスは常に不安定です。

それを差し引いても、週休2日以上やバケーションが確実に取れるっていうのは、魅力です。

プランがあって、実力があれば、自分らしい生き方を貫きつつも、経済的な自由も確立させていける国だと思います。

逆にデメリットは、

滞在期間が長引けば、日本に戻りにくいってことです。なぜかというと、海外での滞在(生活)が5年以上になってくると、それなりに人付き合いも減ります。

そして、

書類の手続きも、支払いも、保険なども日本に住まなければ、全て無意味になりかねない。だから、海外生活に憧れるだけなら、旅行だけで満足してすぐ帰った方がいい。

それが僕の意見です。

まとめ

プロダンサーとして、やりたこと・できることがフランスにあり「仕事として社会に認知されているから」です。同じように、好きなことで生きてきたい人の参考になれば嬉しいです。

今すぐ、”じぶんライフ”についてイメージして欲しいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

追伸:同年代でアフリカと日本をダンスで繋ごうという素晴らしい活動をしている、中込孝規さんのブログに感銘を受けました。よかったら覗いてください。

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